株式会社MTDは茨城県の総合板金加工会社です。
特に建設業で意匠に凝ったファサードの下地金物など、精密板金加工を強みとしています。
強みその1
大型箱ものから小型精密板金品まで受注可能
強みその2
最新設備と熟練の技術で単品から量産品まで対応可能
強みその3
作業のIT化により即時加工を実現
CAD/CAM
製作過程の第一段階が展開形状の作成です。お客様からお預かりした図面を元に、曲げなどの後工程を考慮しながら展開形状を作成していきます。弊社ではCAD・CAMシステムを導入し即座に板金展開、並びに加工用NC文の作成が可能です。CADソフトを使い、お客様よりお預かりした図面・データ等を元に2次元CAD・3次元CADで展開形状を作成していきます。2次元では難しい複雑な形状も、3次元でモデルを作成するので展開が容易に出来ます。次に、ネスティングという作業を行います。1枚の材料から出来る限り多くの部品を取り、材料が無駄にならない様に並べます。この作業を行う事により、加工時間及びコストの削減を実現しています。最後にCAMソフトを使ってCAD展開データ及びネスティングデータ作成後、瞬時に加工用NC文に変換します。ネットワークでつながれた加工機側でNCプログラムを読み取り、加工開始となります。
CADソフト
ネスティング
CAMソフト
レーザー加工
加工物に高エネルギー密度のレーザー光を照射し、加工物の切断・穴あけ・ケガキを行う加工方法です。当社では「パレットチェンジ式4KW炭酸ガス2次元レーザー加工機」を導入し、5x10サイズ(1525mm x 3050mm)板までの加工が可能です。タレパン加工では困難な厚板の加工、複雑な形状の加工にも対応可能です。加工材質・形状により酸素切断と窒素切断を使い分けます。薄板は0.1mm~厚板は鉄19mmまで、ステンレス16mmまで切断可能で、鉄・ステンレスはもちろんアクリル板・バネ鋼・ガラスエポキシ等、様々な材種の加工が可能です。機械加工でも困難な複雑曲線形状も短時間で加工可能です。
材種 | 加工方法 | 板厚 | 備考 |
---|---|---|---|
各種鉄板 | 酸素切断 | ~19mm | 加工形状により窒素切断の場合もあります。 |
各種ステンレス | 窒素切断 | ~16mm | |
アクリル | 窒素切断 | ~15mm |
材種 | 加工方法 | 板厚 | 備考 |
---|---|---|---|
各種鉄板 | 酸素切断 | ~19mm | 加工形状により窒素切断の場合もあります。 |
各種ステンレス | 窒素切断 | ~16mm | |
アクリル | 窒素切断 | ~15mm |
タレパン加工
タレパン(タレットパンチプレス)加工は、上型(パンチ)と下型(ダイ)の間に素材を配置しNCプログラムによって作成された通りに、色々な型を使って切断・穴あけ等を行う加工方法です。レーザー加工に比べ、コストは抑えられますが打ち抜くパンチの形状による為、複雑な形状に対応しきれない場合があります。他にも、プレス能力20トンオートインデックス付き58ステーションタレットプレス機を導入し、4x8サイズ(1220mmx2440mm)板までの加工が可能としており、薄板の加工も鉄で板厚2.3mm・ステンレスで板厚1.5mm・アルミで板厚5.0mmまでを主体とし取り扱っています。タレパン加工に特化したCAD/CAMシステムの導入により展開図形作成~金型自動割り付け~NC文作成が可能となり、加工時間短縮・コスト削減を実現しています。
材種 | 加工方法 | 板厚 | 備考 |
---|---|---|---|
各種鉄板 | 抜き加工 | ~2.3mm | |
バーリング加工 | 1.2~2.3mm | M3/M4/M5 | |
皿加工 | 1.2mm | M3 | |
各種ステンレス | 抜き加工 | ~1.5mm | |
皿加工 | 1.5mm | M4 | |
アルミ | 抜き加工 | ~5.0mm |
材種 | 加工方法 | 板厚 | 備考 |
---|---|---|---|
各種鉄板 | 抜き加工 | ~2.3mm | |
バーリング加工 | 1.2~2.3mm | M3/M4/M5 | |
皿加工 | 1.2mm | M3 | |
各種ステンレス | 抜き加工 | ~1.5mm | |
皿加工 | 1.5mm | M4 | |
アルミ | 抜き加工 | ~5.0mm |
曲げ加工
レーザー加工・タレパン加工後の展開形状から立体化していくのが、曲げ工程です。4台のNCベンダー機・7台のプレス機を保有し様々な曲げ加工に対応しています。NCベンダー機に板厚・曲げ角度・曲げ寸法などを入力することによって精度の高い曲げ加工が可能です。さらには、様々な加工板厚・長さ・材種に対応する為 200t・130t・110t・80tの計4機を保有しており、加工長さは200t機で最大4000mmまで可能です。金型の形状を転写することにより成形するプレス機を使う事により短時間で大量生産を行う事も可能です。110t・80t・45t(2機)・15t(3機)の計7機を保有し、種々の条件に対応可能です。抜き加工の他、NCベンダー機で曲げられない形状・寸法にも対応します。110t機で軟鋼板厚19mmの直角曲げでL200mm程度まで加工可能です
材種 | 加工最大幅 | 板厚 | 備考 |
---|---|---|---|
各種鉄板 | 3.0m | ~4.5mm | |
2.0m | ~6.0mm | ||
1.0m | ~9.0mm | ||
0.2m | 19mm | プレス加工になります | |
各種ステンレス | 3.0m | ~3.0mm | |
2.0m | ~4.0mm | ||
1.0m | ~5.0mm | ||
0.2m | 12mm | プレス加工になります | |
アルミ | 3.0m | ~3.0mm |
材種 | 加工最大幅 | 板厚 | 備考 |
---|---|---|---|
各種鉄板 | 3.0m | ~4.5mm | |
2.0m | ~6.0mm | ||
1.0m | ~9.0mm | ||
0.2m | 19mm | プレス加工になります | |
各種ステンレス | 3.0m | ~3.0mm | |
2.0m | ~4.0mm | ||
1.0m | ~5.0mm | ||
0.2m | 12mm | プレス加工になります | |
アルミ | 3.0m | ~3.0mm |
溶接加工
レーザー加工や曲げ加工が終わったあとに、溶接で製品を仕上げます。半自動溶接機3台・スポット溶接機2台・アルゴン溶接機3台を保有し、各用途に対応しています。半自動溶接機は鉄同士の接合に用いられ、溶接トーチから溶接ワイヤーが自動的に最適なスピードで出てくる為、溶接ワイヤーが短くなるのを気にしないで作業が出来るので手溶接に比べて、作業効率が各段に向上します。スポット溶接は接合部位に圧力を与えながら大電流を加えることで溶接します。熱影響を抑えることができる為、ステンレス同士の接合に多く用いられます。アルゴン溶接は熱に強いタングステン電極の周りからアルゴンガスを流して溶接します。電極が細く、非常に精密な溶接を行うことが可能です。ステンレス製品の重要部位やアルミの接合に用いられます。
溶接方法 | 対応材種 |
---|---|
半自動溶接 | 鉄・ステンレス |
スポット溶接 | 鉄・ステンレス |
アルゴン溶接 | 鉄・ステンレス・アルミ・銅・チタン |